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カテゴリ:いらっしゃいマ~シ~♪番外編( 9 )

7回目のレッスンを受けた。

クルマのトランクルームを開け、バリケンに入るようコマンドすると身体全体をクネクネさせ、得意のダル笑いをしながら素直に入った。

抵抗する事がなくなったようでホッとする。

トレーニングルームに到着すると、トレーナーといつものアシスタントさんに迎えられた。

アシスタントさんに向って多少吠えるものの、制するとすぐに止めた。

止めたのはいいが、心を完全に許してない人に対しての反応は顕著に目の表情に出る。


今日は、トレーニングルームに入るなりドッグラン状態で、アシスタント犬のアラン君を自由にさせながらマーシーの反応を見た。問題ないと判断し、すぐにマーシーもリードを放し自由にさせながら身体や耳の動き、目の表情に注目しながら自由にさせてみた。

お互いに大分慣れてきたようで、マーシーは攻撃する様子はない。おもちゃを投げると、引っ張りあったりお互いの身体の匂いを嗅ぎあったりしながら徐々に緊張感がほぐれていく。

わらわらと動く2頭の前でトレーナーがトリーツをちらつかせた。

座らせて、少しの間じらしても取り乱したりアラン君のモノを横取りするということもなく、ルールを守らなければいけないということも学んだようだ。

今日はいつものアシスタントさんの他に、トレーナーを志す方も研修に来ていて、その方にも協力していただいた。

その方が入室するなりマーシーはいつも初対面の人に対するように猛然と吠えた。

トレーナーが、「リラックスして、穏やかに優しく声をかけて」などアドバイスをする。

聞こえてなくても穏やかな表情で優しく声をかけることによって体全体の雰囲気が伝わるから、それがとても重要なのだ。マーシーは特に、人の顔の表情は黒目をキョロキョロさせながらじ~っと穴が開くほどよく見る。

その間、少しでも不穏な雰囲気が漂うと猛然と吠える。警戒し吠え出したら止めるのが困難なほどだ。

「トリーツを右手であげながら、左手で軽く身体を撫ぜてみて・・・」トレーナーが指示、研修の方がちょっと遠慮がちにぎこちない動きでマーシーの肩に触れる。

それを時間をかけて繰り返す。

しばらくして、大分気持ちもほぐれたかな?と思えた瞬間、マーシーが肩に軽く触れられていた左手に向って歯を当てる仕草を見せた。

マーシーが顔を後ろに反らそうとした瞬間、それを見逃さないトレーナーの手がビシッとマーシーのマズルに当たった。
「絶対やってはいけないこと」としてマーシーはトレーナーから激しくチェックを受けた。

この一瞬の出来事で思い出すことがあった。私もシッターの仕事中に小型犬に咬まれたことがある。
その犬の飼い主さんから前もって得ていた情報があり、そのことは分かっていたので私もかなり緊張していたし動きもぎこちなかったと自覚があった。

そんな中、充分心得て接したつもりであってもやはり咬まれてしまった。

今、私の目の前で起こった出来事は、その時の私の行動と重複した。


研修の方が退室して、トレーナーがリードを握りいつもどおりの一連のレッスンが終了。

しばらくの間、色々な質問に答えてもらったりアドバイスを聞いたりしていた。その間、マーシーはダッコされたり負われたり、口に手を入れられ犬歯を触られたり尻尾を引っ張られたり・・・身体中を触られていたが、ほとんど抵抗しなかった。

トレーナーへの信頼度が増してきたことが分かる。

ただ、まだ耳の下のチョークリードが当たる位置は過敏なままで、これは日常ほめる時や遊びの時に何気なく触って「ナンでもないこと」として慣れさせるより手段はない。

1歳を過ぎたマーシーだが、顔つきがとても精悍になった。それと同時に表情も喜怒哀楽がはっきり出るようになり、私が出す要求に対して露骨な表情をみせることも(笑)

トレーナーの隣に伏せているマーシーは、パピーように穏やかな目で目じりが下がり口を半分開けている。

精悍なイメージとはちょっと違う。

「これからここに来るたび、いつでもこの表情になるでしょう・・・心を開いて安心するとこういう表情になるんですよ・・・」

トレーナーが言った。

マーシーと私のトレーニングスクール通いはこれからも続く。

まだまだまだまだ・・・まだ続く。

こんな感じで7回目のレッスンは終了した。

”いらっしゃいマ~シ~♪【番外編】マーシーの学び ”は今回で終了します。
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by r100rbeemer | 2007-08-04 09:53 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
6回目のレッスンを受けた。

順当に行けば、7回ですべてのカリキュラムが終わって”卒業”になるのだが、マーシーは特別メニューを組んでもらっているから通常通りの卒業にはならない。

今まで5回レッスンを受けた感想と、今後どうするか・・・私が感じ思っている事を素直に話し、トレーナーにも了承していただいて、今後の方針を決めた。

週1回トレーナーの元に通う・・・その際にはいろんな事が起こる。

クルマに乗る、着いたら自分の知らない場所を歩く、知らない建物に入る、知らない不特定多数の人に犬に会う・・・褒められたり叱られたり、オヤツをもらったり身体中を触られたり・・・

健常の犬なら何てことないことでも、情報量の少ないマーシーにとっては一大事で・・・トレーニングを終えて昼過ぎに帰宅すると、軽くオヤツを食べてそそくさと自分からケージに入りぐっすり眠り、夕方の散歩に誘っても出てこない。それくらい疲労するのだ。

そんな状態であるけれど、日々の生活ではめまぐるしく変化があって、小さなことでの異常な興奮も大分治まり、他の犬への反応、人への反応は思っていた以上に少なくなり散歩はとても楽になった。

そして、普段の家の中での生活も一変・・・動きも穏やかになり、ベランダから通りを覗き込み吠えることも今はない・・・首輪に付いている鈴の音が聞こえなくなったと思ったら、風通しの良い私の仕事部屋に忍び込んで勝手に寝ていたり・・・

食べ物への異常なまでの執着も今はない・・・順番も待てるようになったし、ルールも守れるようになった。

このような事柄を改善させようと、特別にトレーニング時間内で教え込んだ訳ではない。

色んな経験をしたおかげで、色んな事に慣れ余裕ができてきたのだと思う。


マーシーのトレーニングスクール通いはまだ続く。卒業はいつになるのだろう?卒業はあるのだろうか?(爆)

「特別メニューだったけど、一応7回目でひと区切りのつもりでやってきたから何らかの形を作って終わりにするつもりだったけど・・・じゃ、ペースダウンして”この場だけの友達”じゃなく”親友”になれるように、もうちょっと時間をかけてマーシーの心に入って行くためのメニューでやって行きましょう。」とトレーナーが言った。

いつも通り、おもちゃを使って気持ちを解し表情が穏やかになったのを見て、トレーナーがマーシーを抱きかかえたまま緩やかに振り回したり、足の裏を触ったり、シッポを引っ張ったり・・・少し過激に身体中を触った。

今日はアシスタントさんがいなかったので、トレーナーが左右の手にアラン君とマーシーのリードを持ち歩く・・・最初はぎこちないものの、徐々に慣れ意識することがなくなったが・・・お互いにリラックスしている訳ではなさそうだ(汗)

マーシーの一連の反応を見て、トレーナーがお互いのリードを外し自由にした。

私の顔色を見たトレーナーが「大丈夫!うちのアランが噛まれるのを分かっててマーシーを放したりしないから!」と言って笑いを誘ったが笑えない(大汗)

お互い自由になったからと言って、よくドッグランで見かけるような立ち上がって取っ組み合ったり追いかけあったりの行動はない。

意識はしているが、お互いに別々のことをしながらウロウロ・・・しばらくするとマーシーは私の足元に来て座った。

今日、家を出てくる時に拒否することなくマーシーは素直にクルマに乗った。トレーニングルームに入る前の玄関で2度ほど空に向って吠えた後、トレーナーの出迎えにもいつものように過剰反応せず一言も吠えなかった。

やりたいわけでもない・・・でもキライなわけでもない・・・今はこんな感じなのだと思う。

マーシーよ、君の飼い主は学費を稼ぐためにさらにがんばるよ・・・(涙&汗)

こんな感じで6回目のレッスンは終了した。
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by r100rbeemer | 2007-07-29 12:09 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
5回目のレッスンを受けた。

前回同様、バリケンをクルマに運ぶ所を見たマーシーは察して、そそくさと普段寝ているケージに入ってしまった。

良くない兆候・・・トレーニング自体は少し慣れてきて”トレーナーと友達になる”段階からそろそろ本格的なマナーを身に着けるためのトレーニングに移行しつつある段階だ。

なんとかなだめてクルマに乗せた。断固拒否ではなかったが、喜んで行くという雰囲気ではない。

トレーニングルームに入室。トレーナーがわざと手袋をつけてマーシーを迎えた。

マーシーはトレーナーと手袋に向って猛然と吠えた。

手袋を外し、落ち着かせた後、いつもどおり雰囲気になれるためにおもちゃやハードルを使ってリラックスさせる。

このなれるための時間が大分短くなった。目の表情も最初の頃の”危ない目”はもう見られない。

アシスタント犬のアラン君のリードを引くためにアシスタントの方が入室。アシスタントの方と会うのは2度目だが、入室するなり警戒し吠えた。

吠えるのを制し、落ち着かせた後、アラン君の周りを脚側歩行で歩いたり背中合わせや隣り合わせで座ったり伏せたり・・・離れたり近づいたりを繰り返しながら、トレーナーがマーシーの表情や動きを細かくチェックしている。

アラン君のリードを放し、走ったりボールを追いかけたり自由な状態にし、それを目で追うマーシーの様子を見てトレーナーがマーシーのリードを放した。

アラン君の近くにゆっくりマーシーが近づく。

マーシーの雰囲気に察してアラン君の動きがピタッと止まる、目を伏せ微動だにしない。
ゆらゆらと動いていた尻尾も水平に保ったままで呼吸も止めているようだ。

マーシーの反応を見て、トレーナーがアラン君を自分の足元に呼び寄せた。

同時に、マーシーの近くにぬいぐるみを投げた。アラン君がダッシュしてぬいぐるみをくわえ、トレーナーの元に持ち帰ろうと踵を返した瞬間、マーシーがアラン君の背後からマズルめがけて突進、飛びかかった。


マーシーが飛びかかりくわえたものは、アラン君の口から半分出たぬいぐるみ・・・

トレーナーもニンマリ・・・

これを何回か繰り返すうちに、引っ張り合いになった。引っ張り合いと言っても自分の力を示したり、力づくでどうこうしようと言うものではなく、遠慮がちな(笑)・・・「引っ張りますけど、いいですかぁ~?」的な・・・迫力のないものだ。

このトレーニングスクールを選んだ理由は・・・聴覚障害のあるマーシーと私のわがままを受け入れていただけたことが大きな理由だが、アシスタント犬の存在は大きかった。

レトリーバーという犬種の持つ個性と、その上に培われたトレーニングの成果、結果、そして犬の持つ本能のなせる業なのだろうが・・・アラン君の一連の振る舞いには本当に脱帽であり感謝だ。

今日は5回目のレッスン、レッスンは7回で1クールでひと区切りになっている。残す所あと2回・・・トレーナーも一応、あと2回で何らかの形を作ろうとしているのだと思う。

普段どおりのやり方でマーシーと歩くように、とリードを受け取り脚側歩行などをやってみる。

予定だと、次回は外での歩行訓練・・・

今までの一連のトレーニングを受けて感じた事がたくさんある。次回までに考えを固めてトレーナーに相談してみようと思う。

こんな感じで5回目のレッスンは終了した。
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by r100rbeemer | 2007-07-27 15:13 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
4回目のレッスンを受けた。

トレーナーの顔を見た瞬間、相変わらず吠えるマーシー。

今日は二言三言、と言った感じで制すると止めた。

トレーニングルームに入ってしばらくの間は、緊張があり耳をキュッと後ろに伏せ、身体に触ることも拒否するが、様子を見て自分で納得すればトレーナーの元に自分から近寄って行く。

ボールやおもちゃを使って気持ちをほぐした後、脚側歩行とハードルを飛び越える練習をした。

通い始めの頃に比べると大分その場の雰囲気に慣れる時間も短くなり、表情も穏やかになった。

今日は、前回の予告どおりアシスタント犬のアラン君(L・レトリーバー)と面会した。

アラン君をバリケンから出す前に、アシスタントのスタッフの方にトレーニングルームに入ってもらいマーシーの反応を見た。

やはり、吠えた。

お近づきの印に!と、トリーツをもらい落ち着くのを待ち、アシスタントの方にリードを持ってもらいボールやおもちゃで遊びながら警戒を解くのを待った。

いよいよアラン君と対面!私の脇の下をイヤ~な汗が流れる(爆)

マーシーはやや興奮し、アラン君に近づこうとする。

3~4度トレーナーから制され、落ち着いたところで対面しながらすれ違ったり、少しづつ何気なくお互いの距離を縮めながらマーシーの反応を見る。

シッポを踏んだり踏まれたり、それ以上に吐息がかかる位の距離まで近づいてみた。

以前のように、パニックになり猛然と吠えながら飛び掛るようなことはなく、落ち着いているわけではないが、興味はあるがこれ以上近づくのをガマンしている・・・と言った感じだ。

でも、こうして見えるのは百戦錬磨のトレーナーがリードを握ってくれているからで、微妙な表情の変化を見逃さずリードを微調整したりハンドサインで制しながらのテクニックを駆使しているからこそこの状態を保っていられるのだと思う。

私がマーシーとスクールに通った理由は、まさにこの状況を経験して欲しかったからで、これはプロのトレーナーの元でしか経験できないことだ。

ただ座って見ているだけの私なのだが、なんだか今回はものすごくノドが乾いた。レッスンが終わってトレーナーから冷たいお茶を頂いたが、一気に飲み干してしまった。

トレーナーを信頼していない訳ではないが、、アラン君にもしものことがあったらどうしよう!?などと心配し通しだったが杞憂に終わった。

大体、プロの目で見て飛び掛る危険性があるかどうかわかっているからのレッスンなので、これほど心配する理由は皆無なのだが。

トレーナーも「ここまで来たね~」と安堵の表情をみせてくれた。「でも、まだまだ!」とも・・・


家を出る時、バリケンを車に運び準備をしていると、それに察したマーシーが自分のベッドから起き上がり車まで行く事をほんの少し拒んだ。

最近、暑くなってきたのでクルマに乗って出掛けることが少なくなっていた。

クルマで出掛けるのは、専らレッスンを受けに行く時だけという状況になっていたので、

バリケン=クルマ=レッスン

の図式が出来上がってしまったのだろう。

少なからず、拒むという状況は見逃せない。やはりレッスンに通う事はまだ「好き」なことではないようだ。

そんなことを考えながら、到着しバリケンから出て排泄を済ませると、ちゃかちゃかと自分から進んでトレーニングルームに入って行く。

ん~~~~・・・

トレーナーが「でも、まだまだ!」と言うのはこの辺のマーシーの心境を察してなのだろう。

こんな感じで4回目のレッスンは終了した。
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by r100rbeemer | 2007-07-12 17:40 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
3回目のレッスンを受けた。

トレーニングルームに入室後、トレーナーの顔を見るなりまた吠えまくるマーシー(大汗)

でも明らかにいつもとは雰囲気が違う。

「吠えてるけど、大分殺気だった気分がなくなった感じ・・・”またこのおばちゃんとなんかするの~?”って感じかな~・・・この目なら、今、たとえ手を出しても噛んで来ないでしょう・・・」

トレーナーが言ったとおり、手を出すと匂いを嗅ぐのと同時に吠えるのを止めた。

いつもと同じく、最初はロングリードでおもちゃを使って色んな動きをして反応を見る。最初表情が硬いけれど、すぐに解れて行くのがわかる。

いつも、同じ部屋の片隅にアシスタント犬(L・レトリーバー、ポメラニアン)が入っているバリケンが置いてある。初めてのレッスンの日、マーシーはバリケンの中に入っているアシスタント犬に気がついた瞬間、バリケンめがけて猛烈に吠えながら攻撃した。

2度目は、バリケンの中の存在を気にしながらレッスンを受けていたが、トレーナーが意識的に近づけないようにしていた。

最近になって、散歩時にすれ違う犬に対して以前ほど攻撃的にならなくなった。見つめることはあっても、吠えたりパニックになって取り乱すことが少なくなった。

レッスン時、とりたてて他の犬と接しても取り乱さないようなトレーニングをしている訳ではないが、トレーナーと接し、色々と経験することで少しづつ余裕が出てきたのだと思う。

そのことを踏まえて、この日はアシスタント犬のバリケンに急接近してみた。

私は、なんだかイヤ~~~~な汗が脇の下を流れるのを感じながらじっと見ていた。

格子越しに、匂いを嗅ぎあったりしたが、アシスタント犬がトラブルを避け目を逸らしてくれるので吠え合いにはならないが、マーシーの表情(目の表情)が変わり始める瞬間、絶妙なタイミングでトレーナーがマーシーを制する。

プロと素人の違いは、このタイミングを感じ取れることなんだろうな~とつくづく思う。

しばらくするうちに、バリケンの前で落ち着いた表情を見せるようになった。これはかなり嬉しい成長だ。

トレーナーから、次回はアシスタント犬をバリケンから出して、無理のない距離を保ってレッスンしてみようと提案があった。

大丈夫なのか?大丈夫だからの提案なのだろうけど・・・

帰り際にトレーナーが「ねぇマーシー、アラン君(アシスタント犬の名前)は先生の大事な息子だから噛んじゃだめよ、ね、お願いね!」とそっと耳打ちしていた(爆)

マーシーは聞こえませんから!(爆)

まだマーシーの気持ちの中には、私との距離間と、トレーナーとの距離感に違いがあるらしい。

私に言わせてもらえるなら「6ヶ月間も叱らないで育てて来たんだからそうでなくっちゃ」と思う(爆)

何とかトレーナーは、マーシーの心の中にググっと入り込み、私よりもグググイっと奥の方まで入り込みたいのだそうだ。マーシーはかなり頑なな性格だが、信頼した存在にはとことんついて行くようなところも持ち合わせている。

マーシーの器が少しづつ大きくなっていく手ごたえを感じる。はじめは耳かき位だった大きさも、今はおちょこくらいにはなっただろうか?

おちょこは小さいが、耳かきからのレベルアップだ・・・倍率はかなりのものだと思う。

優勝した関取が乾杯の時に使う大きなお皿(?)のように器が大きくなって欲しいなんて野望は持っていないが、変わっていく表情を見るのは心の底から嬉しい。

マーシーよ、君の飼い主は一生懸命働いて君が学ぶための学費を稼ぐよ・・・

こんな感じで3回目のレッスンは終了した。
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by r100rbeemer | 2007-07-05 19:14 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
トレーニングスクールに通っているのだから、便宜上”トレーニング”と書いているが、私の中ではマーシーといろんな事を経験しに行くと行った感じで、何かを習得するために貪欲になっている訳ではない。

ま、貪欲になると失敗するのは目に見えているのだけれど。

2回目のレッスンを受けた。

トレーニングルームに進んで行く足取りを見ると、抵抗する素振りもないので前回の経験は嫌な印象を与えてなかったのだと感じる。

しかし・・・予想通り、トレーナーの顔を見るなり烈火のごとく吠えた(大汗)でも、思った以上に興奮が早く治まった。

緊張と警戒が混ざった表情を見せるが、自分にとって嫌なことは起こらないと理解しているようでパニックになることがなくなったのでそれだけでもこちらはホッとする。

トレーナーにリードを渡し、おもちゃを使ったり色んな動きをしながら反応を見る。

楽しそうな身のこなしをするが、目は楽しそうじゃない・・・目が笑っていないのだそうだ。

私は普段からなるべく分かりやすく、オーバーアクションでエネルギーを伝えるようにしていたが、トレーナーに我家でやっているのと同じやり方をしてもらっても、その通りの身のこなしをしてくれるので、あらためてちゃんと伝わっていたことに嬉しくなる。

余談だが、エネルギーを伝えると自分が伝えたい思惑と違う良からぬエネルギーも伝わってしまう。たとえば、「ま、そんなに叱ることでもないか~」と心で思いながら便宜上叱らなければいけない時・・・そんな時は全く伝わらない。

なので、ホントにウレシイ!(「来い」などの指示に従ってくれた事に対して)、心の底から気分が悪い!(やって欲しくないことをした事に対して)などをはっきり明確に伝えるために、私自身の感情のコントロールも必要になる。



時間が経ち、気持ちも身体も大分リラックスできたところで、「伏せ」の練習をしてみる事になった。今、私も丁度教えはじめた所だったのでプロの奥義(爆)をとくと拝見しようと思った。

「無理をすると噛まれるかもしれないので・・・」とジョーク交じりで身体に触れながら伏せの体勢をとってみたが、トレーナーも予想外なほど拒否反応はなかった。

「これだったら、噛んで攻撃してくるとかの意思表示はないかもね~」とのトレーナーの弁。もちろん、この半年間でそのようなことは起こっていないが、成長するにしたがって色んな感情も出てくるだろうからどんなハプニングが起こるか分からない。そんな時のために、経験不足という理由だけで事故を起こしてしまうという状況を作りたくなかった。

正直な所、トレーニングスクールに通う目的はそこに集約できる。

今回のトレーナーからのアドバイスでやっぱり!と思うことがあった。

マーシーに首輪をかける時、異常なほど拒否反応がある。ループ状のチョークタイプのリードをする時特に激しく拒否するので気になっていたのだけれど・・・

トレーナーが、「指示が伝わりやすいから」とリードを耳のすぐ下(首の付け根)に引き上げようとしたが断固拒否、リードを持ち上げることや耳の下に触れられることすら許さなかった。

私もマーシーを散歩に連れ出すようになって最初に気がついていた。

過去の経験から???

聴覚障害と関係があるのか???

憶測しても仕方がない。

トレーナーから、「嫌なことは嫌のままでイイから・・・慣れれば助かるけど、慣れなかったらそれは仕方のないことだしね、無理に慣らす事はしないでおきましょう」とのありがたいアドバイスがあった。

普通だったら、拒否反応があっても人間の都合優先で慣れさせる方向で話が進むのかもしれないが・・・そうならなかったことに感謝しながら同時にトレーナーへの信頼が増したと思う。

2回目のレッスンはこんな感じで終了。

前回もそうだったが、通常1時間のレッスンなのに休憩や説明も兼ねて2時間弱の時間を割いてもらえたことに感謝することしきりだ。

マーシーもちょっと疲れたようで、帰宅後水をちょっとだけ飲んでベッドで晩御飯の時間まで熟睡していた。
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by r100rbeemer | 2007-07-04 11:25 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
マーシーが「心を開いた」、「気持ちの距離が縮まった」と書いたが、それは私から見た私の言い分だ。

実際は違うと思う。

マーシーが、自分がこの環境で生きて行くことに同意した、若しくはこの環境に身を置き従っていれば生きて行くことに支障がないと理解した・・・そんな感じじゃないだろうか?要するに、生きていく術として私のそばに居るだけで・・・好き好んで、自分から望んでこの場にいる訳ではないのだ。


☆☆☆☆★☆☆☆☆


トレーニングの目的は、

人間と暮らすために様々な環境になれること。

ただ環境に慣れるだけなら、犬や人がわらわらと大勢いる夕方の大きな公園に連れて行けばいいのだが、重要なのは犬を尊重し、犬として接してもらうことで、そのためにはプロの力を借りる必要があると考えた。

トレーニングスクールのメニューは7段階に別れていて、最後に7段階全過程の終了証書をもらうという仕組みになっている。

マーシーの場合は、通常のメニューとは変えてもらっているので、いつ終了できるのか?どこが終了なのか?わからない。

トレーニング初日・・・

室内のトレーニングルームに入るなり、間髪入れずにマーシーはトレーナーに向って大声で吠えまくった。
吠え方は、ワンワン吠えながら後ずさりするようなものでなく、前に進みながら怯む様子なく連続して吠える。

その様子と、吠えているときの目の表情を見てトレーナーが「この目をしているうちはしばらく触れませんので〇×△◇・・・」と言った。「〇×△◇・・・」はマーシーの吠える声がうるさくて聞き取れなかった(汗)

しばらくして、吠え声がひと段落した。一連の行動を見たトレーナーから、今後のトレーニング方法を聞いた。

今までのキャリアの中で、トリーツを使って訓練したことは一度もなく、トレーニングをしながら信頼関係を築くやり方をしてきたが、マーシーの場合は”トレーナーと犬”の関係の前に”友達”になることからはじめるとのこと・・・なのでトリーツを少し使うが、あくまでも服従への報酬としてではなくお近づきの印に(笑)という程度で、ある一定のところで一切トリーツを使うのを止める・・・との事だ。

今まで、家族や人を噛んだ経験はあるか?嫌がる行動があるか?などなど・・・質問に付いて話し、時間と共に体全体の雰囲気や顔や目の表情も落ち着いてきたのでトレーナーにリードを渡した。

おもちゃを使って体の動きや反応を見てもらった。聴覚障害がある故の苦手分野もあると思ったが、トレーナーが思った以上に健常の犬とは違いがないとのこと・・・トレーナーに対しての極度の拒否反応や攻撃はなかったので一安心・・・

ただし、同室内でバリケンの中に入って大人しくしていたスタッフ犬には猛烈にアタック(冷汗)

約2時間の中で、マーシーの行動をを客観的に見ることができた。

トレーナーから指示を受けた事柄は、そろそろおっとり優しく接するだけでなく、メリハリをつけて指示を出すようにすること。
マーシーの仕草や行動から、私からの指示を待つ様子が見られる事から、この時期に適切に接しないと自分で全てを決めて行動するようになってしまうので・・・時に強く厳しくはっきりと!その時起こした行動に対しての評価もはっきりと!

自分でもそろそろかな?と思っていたのでこれは納得。

私が少しづつ教えてきた指示をトレーナーが出してもマーシーはそれに素直に従っていた。でも、心からではなく「これをこなしている分には嫌なことはされないだろう・・・」的な見地からだろう・・・目の表情からそれは一目瞭然だ。

次回も多分、入室して15~20分位は吠えているだろうから、吠える時間が少しづつ短くなって表情が変わってくるまで、しばらくはこんなスタイルでゆっくりゆっくりやっていきましょう・・・

最初のレッスンはこんな感じで終了。

この日、私はマーシーに目の粗いチョークチェーンをかけて行った。本来なら、首に金物を巻きつけるというのはどうも好まない。(私自身も貴金属類を首に巻かないし身に着けない・・・これは持ってないからなんだけど(爆))

しかし、散歩中聴覚障害があるマーシーにすばやく的確に指示を伝えなければならない場合、チョークチェーンは有効かな?と仕方なくたま~に使っていた。

トレーナーから指摘され、チョークチェーンにこだわりがないのなら、マーシーの場合もっと柔らかいもので大丈夫とのこと・・・で、柔らかい皮製の一定の位置で止まる場所を決められるチョークリードに変えた。
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by r100rbeemer | 2007-06-28 16:28 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
マーシーが私と一緒にドッグトレーニングスクールに通う事になった。

いらっしゃいマーシー♪では、マーシーが我が家に来てからの日常生活のあれこれを、番外編ではスクールでの出来事なんかを書きたいと思う。

本来なら、”何かを規律正しくルールに則って継続する”という作業が苦手なものベスト3に入る私なのだが、なんとか息絶え絶えでもちまちまと続けて書いていければと考えている。

そして、ダルメシアンという犬種に限らず、マーシーのように個性的な犬と暮らしている方が検索した時、聴覚障害難聴トレーニング・・・なんてキーワードでヒットして、こんな犬もいて、こんな人もいて、こんなトレーニング方法もあって・・・なんて感じでひとつのヒントとして役立ててもらえたら・・・などとナマイキな事も考えていたりして・・・。

マーシーが我が家に来て6ヶ月の間、常に頭の中にあったのは・・・やさしく接すること。

イタズラや大暴れしても、極力叱らずにいた。叱らないことがやさしく接することかどうかは分からないが、マーシーの心を解きほぐすためにとにかく自由にやりたいようにさせていた。

その甲斐あってか、マーシーと私達家族の距離が少しづつ縮まって、心を開いてきてくれていることを感じ取りながら、少しづつ生活して行くためのルールを教えた。

交流手段はハンドサインなのだが、性格的に障害があるが故に頑なな一面がある反面、こちらが教えることには即座に反応し受け入れる素直な一面もある。

ハンドサインだけでなく、私の表情や唇の動きで微妙なニュアンスも伝わっていると感じる。音が全く聞こえてはいないのだから、声に出す必要はないのだが・・・私は人間の発する言葉には言霊があると信じているから、心で感じる部分もあるのでは?とそんな願いも込めてはっきりと言葉で指示を出すことにしている。

こちらが想像した以上にマーシーの飲み込みは早い。

指示に従うことに対してさほど抵抗がないように見られるし、抵抗を持たないように接した。何より、良い、悪いの行動の評価にインパクトを持たせるためにトリーツを使ったことが成功しているように思う。

本来なら、私はトリーツを使う方法が大嫌いで、飼い主として恥ずべく行為だと思っている。しかし、人間でも一緒に食事をしてお酒を飲んでその場で意気投合・・・なんて交流の深め方もあるワケだから、柔軟に受け入れてみようと思った。

私達家族とのつながりが少しづつ強くなっていくように感じるたびに、私達家族以外の存在に対してのマーシーの行動にも変化が見られるようになった。

それは、必ずしも私達にとって好ましいものではなかった。丁度1才になり、多感で何にでも興味を持つ頃だし、過去の様々な経験が手伝ってのことかもしれない。

そろそろ私達家族の中だけで、経験させ学ばせることに限界が来ていると感じた。

私の考えを受け入れ、プロとしての経験も交えながら力を貸してくれるというトレーナーに出会うことができた。

色んな出来事がタイミングよく転がってきた、運良くそれをキャッチできた。
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by r100rbeemer | 2007-06-26 11:57 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編
最近、私達家族とマーシーとの距離が一段と近くなってきたような気がする。

少しづつ、少しづつ・・・少しづつ身のまわりに起こるでき事に慣れ、ルールを覚えて、わがままを許して、許されることを覚えたマーシーだ。

接していて富に感じる事は、私達との距離が近くなればなるほど、私達以外の存在とは一線を画そうとする行動が目立ってきた。

犬としてそれは当たり前のことなのだろうか?どうなんだろう?

年齢的にも、犬としての本能・・・本来とるべき行動に目覚める頃だろうから、こちらとしてもある程度の心の準備が必要だと理解している。

どちらにしても、いろんな人いろんな犬が共存している世の中で、このままではよろしくない。

マーシーが我家にやってきた当初、パピースクールに通うべく色々と奔走したが受け入れてもらえなかった経験がある。

今、考えてみればスクールに通えなかったことが幸いしたのかな?と思う。世間との関わりより先に、私達家族との関わりを優先できたし、心を解きほぐす時間も必要だったから・・・


今が、絶妙なタイミングかもしれない。

マーシーと一緒にドッグトレーナーの元に通う事になった。

事情を説明し、私の思いを尊重して力を貸してくださる事になったトレーナーさんのスクールは、一般的なマナーを7段階に分けて、グループレッスンしてくれるというものだそう。

でも、私のリクエストは一般的なレッスンははっきり言ってどうでもよくて(爆)・・・メニューから外してもらった。

自宅以外の場所で、

家族以外の不特定の人間と犬が、

マーシーを犬として、犬のやり方で、

フツーに接してくれること・・・

これらが最大の目的だ。

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「今まで、ハンディキャップのある犬を特別にトレーニングした経験はなく、専門のスキルはないけれど、犬を扱う事には長けているスタッフはたくさんいるし、経験を積んだスタッフ犬もたくさんいる、なので力になれると思う。」

そう言ってもらえた。

新しいことを始める時は、いつだってワクワクする。

ワクワクしているのは私だけなんだけど(笑)
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by r100rbeemer | 2007-06-19 10:37 | いらっしゃいマ~シ~♪番外編

さすらいのお気楽絵描きがつづる呑気な日常生活


by B&P