お気楽絵描きの犬とバイクとアウトドア

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灯台とオカリナと泳げない海の男

苔むした石段をゆっくりゆっくり登っていくと、頂上には真っ白い灯台がある。

見物を終えて石段を下って来る観光客とすれ違うたびに「何犬ですか?」と聞かれる泳げない海の男であるが「お母さんが甲斐犬で、お父さんが・・・」と応えるのもはたはた面倒になり「ハンサム犬です」と笑いに徹する事にしている。

石段の曲がり角ですれ違いざまにおじいさんが、着ていたジャージのポケットからいきなりオカリナを取り出して演奏を始めた。

奏でる曲は「知床旅情」・・・

先を歩いていたおばあさんが、振り向くと同時にダダダっとおじいさんの元に駆け寄り「また余計なことしてっ!!」とひったくるようにおじいさんが吹いていたオカリナを取上げて、何もなかったように歩いて行った。

オカリナを持っていた両手を所在無さげにポケットにしまい、おじいさんもゆるゆると石段を下って行った。

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東京湾を行きかう大きな船を眺めながらの「知床旅情」・・・そんなにおかしくなかったけどな~
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by r100rbeemer | 2006-01-30 18:24 | 日常よもやま話

さすらいのお気楽絵描きがつづる呑気な日常生活


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