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すっぱい屈辱

トマトは屈辱の味がする。


幼稚園に通ってた頃・・・1ヶ月分の給食の献立が月の始めに配られる。それを見て、トマトが出る日は幼稚園を休んだ。

仕方ない、トマトが出るんだから・・・

チェックを忘れて、トマトが出る日に登園してしまった時は悲惨だ。給食時間が過ぎ、お昼寝時間と遊び時間返上でトマトと格闘しなければならない。

格闘は、先生が覗きに来た時だけのポーズで、実際は断固として口になんか入れない。
でも無理やり入れられる時もある。そんな時は、鼻をつまんで泣きながら食べる。

遊び時間が終了、午後は工作やお遊戯の授業があるからこれ以上は仕方なし・・・と言う事で、長い廊下をとぼとぼ歩いて給食室にトマトの入ったお皿を自分で持って行く。

給食を作ってくれるおばちゃん達が、ひと仕事を終えて控え室で談笑している。

その部屋に向って、大きな声で「給食のおばさんゴメンなさい」と叫びながら、冷たいコンクリートの床に土下座する。2度3度、大声を張り上げただけではこの声は届かない。

おばちゃんの「好き嫌いすると大きくなれないわよっ・・・」の決め台詞を冷たい床を見つめながら聞くたびに、どうして?どうして?が頭の中をグルグルと渦を巻く。

どうして私はこのおばちゃんに謝らなければならないのだろう?給食費はお父さんが払っているのだから、おばちゃんに謝る義理はないハズだ・・・

どうしてトマトが好きな子に嫌いな子の分をあげちゃいけないのだろう・・・捨てるよりは断然いいことじゃないか・・・

どうして?どうして?

冷たいコンクリートに土下座する6歳の小さなプライドはズタズタだ。


最近のトマトは、味が薄くて果物のような味がする。この前、モスバーガーをトマト抜きし忘れて間違って食べてしまった時に感じた。

友人に聞いてみたら、実際そうなんだって・・・黒いトマトなんてのもあるらしい、益々ダークだ(笑)

あの、青っぽいような酸っぱいような・・・とにかく他人行儀でかわいげのない味のトマトはどこに行ったのだ?

今なら互角の勝負ができる気がする。
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by r100rbeemer | 2006-05-25 16:46 | 日常よもやま話

さすらいのお気楽絵描きがつづる呑気な日常生活


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